北海道のアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」を追ったドキュメンタリー。 2006年に北海道・根室市内でおもちゃ屋を営むサムソン宮本を中心に結成されたアマチュアプロレス団体新根室プロレス。身長3メートルを超える巨大レスラー、アンドレザ・ジャイアントパンダをはじめ、元テレビマンや銀行員などさまざまな横顔を持つレスラーたちが活躍していたが、19年9月、難病・平滑筋肉腫と診断されたサムソン宮本は同年12月31日をもって新根室プロレスを解散することを発表。19年10月に東京・新木場で開催された引退興行でサムソンは満員の観客が見守る中、「必ずこのリングに帰ってきます」と約束する。しかし翌20年9月、サムソンは55歳で他界。サムソンの死から3年、活動を休止していた新根室プロレスのメンバーは再び東京・新木場のリングに姿を現す。 21年12月に放送され、ギャラクシー賞奨励賞などを受賞したドキュメンタリー番組に新規取材などを追加した劇場版。ナレーションは北海道出身、「TEAM NACS」の俳優・安田顕が担当。